宅建試験・マトメ集 その他の分野
presented by 宅建倶楽部
2 地震や火事等に対する強さ
(1)
地震や火事等に対する強さを建物の種類別に比較すると,次の表のようになる。
| 耐震性 | 耐火性 | 耐久性 | 耐風性 | |
| 鉄骨造 | 大 | 小 | 小 | 大 |
| 鉄筋コンクリート造 | 大 | 大 | 大 | 大 |
| 鉄骨鉄筋コンクリート造 | 大 | 大 | 大 | 大 |
| 組積造 | 中 | 中 | 中 | 中 |
| 木造 | 中 | 小 | 小 | 小 |
(2)
耐震性を比較すると,鉄骨造・鉄筋コンクリート造・鉄骨鉄筋コンクリート造が大で,組積造・木造が中だ(上の表を参照)。
(3)
耐震性を増大させるには,次の方法がある。
@荷重を軽くする。
A屋根を軽くする。
B床,はり,柱等を構成する構造部材の断面を大きくする。
C平面や立面の形状について凹凸をなくす。
D2階建ての場合,間仕切り壁を上下階とも同じ位置にする。
E2階建ての場合,広い部屋を階下に設けない。
F基礎を布基礎とする場合,鉄筋コンクリート造りとする。
G仕口(しぐち)・継手(つぎて)を金物で補強する。
H軸組に筋かいを入れる
I軸組に合板を打ち付ける
J鉄筋コンクリート造では,帯筋・あばら筋を入れる。
(4)
耐火性を比較すると,鉄骨造が小,鉄筋コンクリート造・鉄骨鉄筋コンクリート造が大,組積造が中,木造が小だ(上の表参照)。
鉄骨造は鉄が裸のままのため,組積造より耐火性が弱い。
鉄筋コンクリートの鉄筋に対するかぶり(鉄筋にかぶせるコンクリート)は,耐火性を強める。だから,鉄筋コンクリート造は耐火性があり,火災の際に破壊されることは余りない。仮に破壊されたとしても,それは鉄筋が膨脹したためではなく,コンクリート自体が破壊されたためだ。
(5)
耐久性を比較すると,鉄骨造が小,鉄筋コンクリート造・鉄骨鉄筋コンクリート造が大,組積造が中,木造が小だ(上の表参照)。
鉄骨造は鉄が裸のままで錆びやすいため,組積造より耐久性がない。
(6)
耐風性(風に対する強さ)を比較すると,鉄骨造,鉄筋コンクリート造・鉄骨鉄筋コンクリート造が大,組積造が中,木造が小だ。
重い材料を用いた方が,耐風性が大になる。
屋根の形が複雑だと,風に対する抵抗が増すので,耐風性が小になる。
平面形状が長方形の木造建築物の壁は,張り間方向と,けた行方向とで風圧力を受ける面積が異なるので,それぞれ所定の計算方式により算出して耐力壁(風に耐える壁)の長さを決める必要がある。
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