平成14年度 管理業務主任者試験問題 3
問1〜10 11〜20 21〜30 31〜40 41〜50 一覧表示
※ 出題当時以後の法令等の改正には対応していません。
【問21】 マンションの排水設備に関する次の記述のうち、建築基準法によれば、誤っているものはどれか。
1 給水タンクの水抜管及びオーバーフロー管は、排水管に直接連結してはならない。
2 排水槽(排水を一時的に滞留させるための槽をいう。)の底の勾配は、吸い込みピットに向かって15分の1以上10分の1以下とする等内部の保守点検を容易かつ安全に行うことができる構造としなければならない。
3 排水トラップは、排水管内の臭気、衛生害虫の移動を有効に防止するため、二重に設けることが望ましい。
4 通気管は、配管内の空気が屋内に漏れることを防止する装置を設けた場合を除き、直接外気に衛生上有効に開放しなければならない。
【問22】 建築設備に関する次の記述のうち、建築基準法によれば、誤っているものはどれか。
1 居室には、一定の換気設備を設けた場合を除いて、換気のための窓その他の開口部を設け、その換気に有効な部分の面積は、その居室の床面積に対して、30分の1以上としなければならない。
2 建築物(換気設備を設けるべき調理室等を除く。)に設ける自然換気設備において、給気口は、居室の天井の高さの2分の1以下の高さの位置に設け、常時外気に開放された構造としなければならない。
3 3階以上の階を共同住宅の用途に供する建築物の住戸に設けるガスせん(バルコニーその他漏れたガスが滞留しない場所に設けるものを除く。以下同じ。)を、国土交通大臣が定める基準に適合する構造とした場合には、ガス漏れを検知し、警報する設備(以下「ガス漏れ警報設備」という。)を設ける必要はない。
4 3階以上の階を共同住宅の用途に供する建築物の住戸に設けるガスせんの構造が、国土交通大臣の定める基準に適合しない場合に設けるガス漏れ警報設備は、警報部に通電している旨の表示灯が設けられていなければならない。
【問23】 避雷設備に関する次の記述のうち、建築基準法の規定によれば、誤っているものはどれか。
1 高さ20mをこえる建築物には、周囲の状況のいかんにかかわらず、有効に避雷設備を設けなければならない。
2 避雷設備は、建築物の高さ20mをこえる部分を雷撃から保護するように設けなければならない。
3 避雷設備の構造は、雷撃によって生ずる電流を建築物に被害を及ぼすことなく安全に地中に流すことができるものとして、国土交通大臣が定めた構造方法を用いるもの又は国土交通大臣の認定を受けたものでなければならない。
4 避雷設備の構造は、雨水等により腐食のおそれのある部分にあっては、腐食しにく材料を用いるか、又は有効な腐食防止のための措置を講じたものでなければならない。
【問24】 建築物の耐震改修の促進に関する法律(平成7年法律第123号)に関する次の記述のうち、最も不適切なもはどれか。
1 この法律は、阪神・淡路大震災を契機として制定された。
2 マンションを耐震改修しようとする者は、建築物の耐震改修の計画について所管行政庁に認定を申請できる。
3 所管行政庁の認定の対象となる建築物の耐震改修の計画には、構造耐力上主要な部分を含むが、建築設備は含まない。
4 建築基準法第3条第2項の規定の適用を受けている建築物(以下本問において「既存不適格建築物」という。)について、耐震改修の計画の認定を受けて当該計画に基づき大規模な修繕を行う場合には、当該工事後になお耐震関係規定以外の建築基準法等の規定に適合しない場合にも、引き続き既存不適格建築物と認められる。
【問25】 建築構造に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
1 耐震壁は、主として鉛直荷重を負担する。
2 柱には、一般に圧縮力、曲げモーメント及びせん断力が作用する。
3 同一の建築物では、支持杭と摩擦杭の混用は避けるべきである。
4 梁(はり)には大梁と小梁があり、一般に小梁の支える床荷重は、大梁に伝達される。
【問26】 コンクリートに関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
1 コンクリートの組成は一般にセメント、水及び混和材料からなり、製法及び成形が容易で、圧縮強度性状及び耐久性に優れている。
2 一般に普通コンクリートより比重の小さいものを総称して軽量コンクリートといい、断熱効果が大きく、間仕切り壁などに用いられる。
3 コンクリートやモルタルの性質を改良するためめ材料を総称して混和材料という。
4 内部に多量の小気泡を含ませて作った多孔質のコンクリートを気泡コンクリートといい、軽量で断熱性に優れている。
【問27】 建物の劣化現象に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
1 タイルの浮きとは、タイルとモルタルの境界面の接着が不良となりすき間が生じ、部分的に分離した状態をいう。
2 コンクリートの中性化とは、コンクリートが、空気中の炭酸ガスなどの作用によって酸性を失って中性に近づくことであり、中性化すると鉄筋類への防錆効果を失う。
3 白華(はっか)とは、石材、コンクリート及びレンガ目地(めじ)などの表面に浸出して結晶化した白い物質で、エフロレッセンスとも呼ばれている。
4 錆(さび)とは、酸素を含む水や湿気と、それに接する金属との化合により生成されるもので、鉄の場合は赤錆が一般的である。
【問28】 マンションの維持管理及び点検に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
1 建築基準法第8条により、建築物の所有者等に維持管理の義務が課せられている建築物には、マンションは含まれない。
2 消防法で定める消防用設備等の点検の結果報告は、マンションにおいては5年に1回行うものとされている。
3 浄化槽法(昭和58年法律第43号)によれば、浄化槽管理者は、環境省令で定めるところにより、2年に1回、浄化槽の保守点検及び浄化槽の清掃をしなければならない。
4 建築物における衛生的環境の確保に関する法律(昭和45年法律第20号)によれば、もっぱら居住の用に供する建築物の給水施設の維持管理については、同法の適用は受けない。
【問29】 マンションの長期修繕計画に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。
1 昇降機の保守契約をフルメンテナンス契約とした場合でも、長期修繕計画に昇降機の交換費用を見込んでおくことが望ましい。
2 長期修繕計画の見直しに当たっての各部位の工事時期は、減価償却資産の耐用年数等に関する省令(昭和40年大蔵省令第15号)で定める耐用年数表に基づいて計画することが望ましい。
3 長期修繕計画の作成の決議は、建物の区分所有等に関する法律(昭和37年法律第69号。以下「区分所有法」という。)の規定によれば、規約に別段の定めがない限り、区分所有者及び議決権の各4分の3以上の多数による集会の決議が必要である。
4 長期修繕計画は、計画策定時に予測した工事費の変動が見込まれない限り、計画内容を見直す必要はない。
【問30】 マンションの大規模修繕に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
1 大規模修繕工事を実施するに際し、マンションの組合員間の合意形成を容易に行うため、工事仕様、工事価格、工事業者の選定について客観的判断材料となる建物及び設備についての調査及び診断を実施することが望ましい。
2 建物のタイル外壁及びモルタル塗り外壁の定期的な仕上診断は、肉眼や双眼鏡の利用により目視で判断する外観目視診断の方法により行い、パールハンマーやテストハンマーにより外壁を打撃し、その打音により判断する打撃診断の方法は通常行わない。
3 大規模修繕の目的は、外壁の剥落防止等安全の確保及び鉄部塗装や防水の更新等機能回復などであるが、バリアフリー対策その他居住性や機能の向上など改良の要素を加味していることがある。
4 建物劣化には、雨水や空気中の炭酸ガス等の化学的要因又は継続使用による減耗などによる物理的劣化、建物の建設後の技術の向上や法的規制の変化により当初設置された機器が陳腐化してしまう機能的劣化及び社会的要求水準や要求内容が変化したことによって生じる社会的劣化がある。
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